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インタビュー

高橋 竜平 バンタム級15位

昨年、全日本新人王を獲得した高橋竜平は、今年5月の試合でも対戦相手を完封し6連勝中。次戦は8月21日後楽園ホール。元キックボクシング世界チャンピオンとの対戦が決まった高橋にインタビューをおこなった。

高橋さんのボクシングスタイルはかなり特徴的だと思うんですけど誰か影響を受けた選手がいたんでしょうか?

高橋:自分は元々アマチュア出身で、最初はオーソドックスな普通のボクシングだったんですけど、
大学時代のある先輩の真似をし続けて、今ようやく自分のものになってきたという感じです。

高橋さんも最初は真似から入られたんですね

高橋:そうですね、これは持論なんですけど、日本人の選手それも自分により近い人を参考にするべきだと思います。

体格や身体能力で壁ができてしまうからですか?

高橋:いえ、というより、海外の有名な選手のことなんて遠すぎて理解できないじゃないですか
うすっぺらい人が強いわけないですよ。ボクシングは人格が出ますから。
だからその人の考え方だったり、食べるものだったり全部真似するんです。
それには身近な人を参考にするのがベストなんですよ、海外の選手を仮に参考にするんだったらドキュメンタリーを見るなりしてその人の人生を知って感情移入できるとこまで意識を高めるべきだと思います。
偉そうなこと言ってますけどあくまで持論ですよ。

なるほど。かなりボクシングに対して思慮深く感じるんですけど、他にも何か工夫してる点などあれば教えていただけますか?

高橋:う~ん。何でしょう
でもボクシングだけやっててもダメだと思うんですよね。

え? 意外ですね。最善はボクシング漬の生活だと思ったんですけど。

高橋:例えば会長も引退してからの方がボクシングのこと理解できるようになったって仰ってるし、
事実引退してからの方が体力は落ちてますけど確実に強くなってますよ。
それって視野が広がったからだと思うんですよね。
だから敢えて正社員で今働いてるんです。

正社員だったんですか。なんか企業の就活体験談みたいな文章になっちゃいましたけど、時間的に縛られますよね?練習時間の確保すら難しいと思うんですけど

高橋:仕事も食事も寝るのも全てボクシングの練習だと思うんで、ジムにくるのはあくまで確認の場だと思ってます。今こうやって話をしてんのも練習だと思うんで、24時間練習です。

なんかすいません。昨年新人王トーナメントにエントリーした同期の3人(鈴木貴彦、望月直樹、松永宏信)に高橋さんの印象を聞いたんですけど、3人共全員が練習でしてきたことを試合で出来てしまう人だと答えているんですよね。何か秘訣でもあるんですか?

高橋:僕はスポーツする上でのメンタルトレーニングの本をよく読むんですけど、イチローはバッターボックスに入る時どっちの足から入るだとか全部決めて試合と練習の流れを一切変えないでのぞむらしいので自分はそのやり方をまんま取り入れてます。

先ほどの同期3人は高橋さんと同じく、順調にキャリアを積んでいます。鈴木貴彦は先日の勝利で6勝4KO1敗。あと1勝でA級昇格です。望月直樹も7勝5KO1敗で、A級に昇格しました。昨年、一緒に全日本新人王まで駒を進めた松永宏信は、5月に日本ランカーに勝利し、ランキングもとっています。この3人に対する高橋さんの印象を教えてください。

高橋:タカ(鈴木貴彦)は思い切りが良くて、身体能力が抜群でバランスがいい選手だと思います。
望月はパンチ力がずば抜けてるってわけじゃないと思うんですけどバタバタ倒しますよね。
かなり当て感が優れていますね。松永さんのボクシングは人間味に溢れてて感動します。
僕はかなり好きですね。

松永さんだけやけにふわっとした答えですね・・・いよいよ次の試合が決まりました。先日は記者会見をおこない、ボクシングファンに注目される試合になると思います。相手は元キックボクシングの世界チャンピオンです。どんな印象を持っていますか?

高橋:強そうですよね、っていうか強いですよどんなジャンルであれ世界とった人ですよ?弱いわけがない。

それに、対戦相手の久保選手は、この試合負けたら引退するとかなり覚悟を決めてますからね ニュースでも取り上げられています。

高橋:なぜよりによって僕のタイミングなのかっていう・・・次でいいじゃないですか?

・・・。兎にも角にも引退まで追い込むことになるんですよね?

高橋:まあ正直勝手に気負ってくれてるんで、ありがたいんですけどね。

急にブラックな人格でましたね。先ほど、ボクシングは人格が出るっておっしゃってましたよね?ありがとうございました。